「一枚の手紙」
―歯科医 内山睦美氏―


 

 女性の皆さんへ

 
「美しくなりたい、それなら栄養をしっかりとってくださいね。日本の若い女性は、スレンダー志向が強いので、食事を抜いたりと極端なダイエットをしています。すると、骨が心配です。特に10代後半から20代前半までに骨を作っておかないと閉経した時にホルモンバランスが悪くなり、骨密度がぐっと減ります。そうなると、将来骨粗しょう症に なってしまいます。また、お菓子や加工食品には、ペーハー調整剤やリン酸塩が入っていて、それらを摂取しているとカルシュウムが出てしまい、骨が弱くなります。骨の20%は、コラーゲン。コラーゲンは、ビタミンCとアミノ酸、鉄でできています。食事に気を付け、そういったサプリメントなどを飲んでみてはいかがでしょうか。そうすると、何歳になっても 肌に張りが出てきますよ。」
 

赤ちゃんを産む人へ

 
「現在自閉症が増えているのは、葉酸の影響でもあります。日本の葉酸は、合成葉酸です。本当に葉酸をきちっととるなら、メチル化葉酸というものをアメリカから輸入しなくてはなりません。出産は、女性にとって良くも悪くも 最高のデトックスです。胎盤を通じてお母さんの悪いものは胎児に行ってしまいます。だから、出産をするなら、事前にデトックスするといいですね。」 
 

高齢者の方へ

 
「高齢者になると、油は体に悪いからと肉などの動物性の油を控えがちです。だから、土台になる栄養素が足らなくなります。タンパク質が多く含まれた肉を食べたり、ビタミンCを飲んでみてください。また、糖質を控えないと、歯周病も治らないし、薬も減らないです。できるだけコレステロールの薬は飲まないように 普段から食事に気を付けたほうがいいですね。特にタンパク質が少なくなると、筋力が落ちて転倒に繋がってしまいますからね。」
  
取材先
みのり歯科診療所
840-0054
佐賀県佐賀市水ケ江5-2-8
http://www.minori-dc.com/